お口の健康チェック

痛みがなくても「定期検診」、治療が終わったら「定期検診」

これまで歯医者へは「歯が痛くなってから行く」という方が多かったのではないでしょうか?確かに歯医者では痛みの原因を根本から取り除いてくれますが、少なからず歯の寿命を縮めてしまいます。歯は一度削ってしまったら、もう元には戻せません。
「長寿」から「健康長寿」が叫ばれる昨今、全身の健康チェック(生活習慣病検診・がん検診等)の重要性は言うまでもなく、お口の健康チェック(歯科検診)の重要性も高まってきました。ずっと健康な歯を保つためにも、虫歯や歯周病になり治療によるダメージを歯に与えないためにも、「歯科検診」を心がけることが大切です。


定期健診でしっかり予防を行いましょう

今や歯科医療の主流は、「治療」から「予防」になりつつあります。悪くなってしまったところを治療するのはもちろん大切なのですが、それだけでは「悪くなっては治療し、また悪くなっては治療し」の繰り返しになってしまい、健康な歯がどんどん少なくなってしまいます。
大切なのは「これ以上お口の健康が損なわれないような口腔環境をつくること」なのです。
現在痛みを感じている方はもちろん、そうでない方も定期的にチェックして頂く事をオススメしております。


当院での定期検診のシステム

① 治療が完了された方

その方のお口の中の状態に応じた定期検診時期をお伝えし、治療終了時に予約をお取りいただいています。
※予定が決まらない方に対しては、検診時期に電話でご連絡いただくようにお伝えしています
※ハガキによる「定期検診のお知らせ」は休止中です


② 当院を初めて受診される方、治療が完了して新たな症状がある方、検診希望の方

電話にて予約をお受けしております。

TEL:0254‐53‐2417


定期的に歯科口腔検診を受けて生涯の健康管理を

各世代ごとに注意するポイント

幼児期
お口の健康管理を身につける大切な時期です。定期的な検診を受ける癖を早めに身につけていきましょう。
学童期
おやつを口にする機会が増えるとむし歯のリスクが高くなります。
歯科医院で適切な食習慣や正しい口腔ケアの指導を受けて、自分で予防できるようにしていきましょう。
10代
歯周病の初期段階である歯肉炎が増えてくる時期です。
親の仕上げ磨きもなくなり、お口の環境が悪くなりやすい時期です。自発的に歯科医院で定期的な検診を受けるようになると理想的です。
20代
就職や進学で親元を離れる方も多く、人生の入り口とも言える口腔の健康の基礎になる大事な時期です。
今まで身につけた予防習慣が無くならないよう注意が必要です。
30代
生活習慣病や歯周病のリスクが高くなり始めます。
生活習慣病の予防とともに、歯周病のリスク管理が重要になります。
40代
歯周病や生活習慣病が進行していた場合、症状が顕在化してきます。
生活習慣の見直しや検診を受けるなど、全身の健康管理と合わせてお口の状態も維持していきましょう。
50代
歯周病により歯を失い始める方が多くなります。歯を1本失うと噛み合わせのバランスが崩れて、歯周病が急速に進みやすくなります。
歯を1本も失わないのが理想ですが、もし抜かなければならなくなった場合は、口腔管理を見直して残った歯を守っていきましょう。
60代以降
口腔内の状態はもちろん、お口の周りの筋肉の衰えにも注意がです。
噛みごたえのあるものをよく噛んで食べる、お口の周りの筋肉を動かすトレーニングなどで口腔機能を維持していきましょう。